笹川健一「機能と情緒」
6/20(金) 6/21(土) 6/22(日) + 6/28(土) 6/29(日) 12:00 - 18:00
*6/28㊏はワークショップ開催のため13:00〜18:00
淡くて曖昧なブルーグレー。
その印象的なガラス生地は、笹川さん自ら調合しているもの。
小さな気泡をたたえていて、手に取ると泡はやわらかな感触となって伝わってきます。
”繊細さに存在感を寄り添わせる”
笹川さんのこころにくいところです。
何をどう作ろうか。
まず生地が先にあって、その美しい表情を生活に取り込むための形を考えるそうです。
作るものの用途や使い心地、同時にその佇まいを探っていきます。
それをひとことで言うなら「機能と情緒」。
使いやすく、美しさや味わいが空気感となってひろがっていく、感度の高い作品はそうしてうまれます。
今展では「機能と情緒」というまなざしから、笹川さんの作品をご紹介します。
初めて工房を訪ねたのは7年前。
わたしたちがfilamentを始めてからは漏斗、漏斗置き、和らぎ水セットなど機能的な道具を考案してくれました。
いずれも洗練された、端正な佇まい。
使用している時もそうでない時も、そこにあるだけでこころも、時間も、空間も安らぎます。
そして、今展では新たに冷茶を抽出するための煎茶道具を発案してくれました。
漏斗式、宝瓶、蓋付片口など。
おいしい煎茶を飲む道具として、茶葉の味わいを引き出し、少量の冷茶を抽出します。
ガラスなので抽出中の様子を眺めてたのしめます。
制作に向けて、実験を重ねていく毎に機能性と情緒性が共存する笹川さんらしい作品に。
煎茶道具は会期2週目(6/28㊏・6/29㊐)にご紹介します。
ワークショップでは、新作の一部を実際に使用する予定です。
蒸し暑い夏を涼やかにすごせるよう、日本茶の冷茶のたのしみ方をご紹介します。ご家庭でもたのしめる実践的な内容です。
また、今展のために制作された笹川健一さんの煎茶道具も一部用いて、冷茶の実演をします。ガラスの道具は茶葉や抽出中の様子を眺められて涼しげです。
水出し茶
氷出し茶
炭酸出し茶
急冷茶
水出し茶のアレンジ
*香水など香りの強いものはお控えください。
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